研究課題/領域番号 |
19K21621
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
真貝 寿明 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30267405)
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研究分担者 |
鳥居 隆 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 教授 (00360199)
塚本 達也 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10350480)
米田 達郎 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (30454557)
松浦 清 大阪工業大学, 工学部, 教授 (70192333)
横山 恵理 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (70781425)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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キーワード | 天文学 / 科学史 / 文学史 / 美術史 / 思想史 |
研究実績の概要 |
コロナ禍で1年の継続延長を行った本年度は,萌芽的研究を次のステージへとつなげる年度とするような活動を念頭に置いた.軸となる天文文化研究会は,6月19日と1月21-22日の2回に,対面+オンライン形式で開催した.研究発表数は,それぞれ招待講演3+3,その他講演7+4で昨年と同程度であったが,参加者は56名+67名と,単調増加を続けている.コロナ禍が一服した1月の研究会では,鹿児島と韓国から講演者を招待し,新たな研究テーマの議論を展開することができた.計画していた本研究テーマのなかで「近代日本・日本人の科学に対峙する姿」「中世文学・絵画に登場する星・月の描写」など研究分担者間で接線をもちつつ相互に進展が見られるもの,あるいは研究会を通じて得られた人脈を用いて「天文学がアジア圏文化に及ぼした影響」など次の研究へ新たな計画を議論する段階へと進みつつある.本年度の研究成果は研究報告6本,学会発表2(1つは招待講演),解説文掲載2本,一般向け講演15となった. 本年度もコロナ禍で移動制限がかかり,予定していたフィールドワークは十分には実施できなかったが,文理融合の素地を固めることはでき,また,本研究分野を研究者間に認知していただくことが相当程度できたと考えている.したがって本研究の当初計画は達成したと考えている.我々は,今後も「天文文化学」を継続して進めていくことを計画し,発展的研究課題やデータベース構築計画・定期的なアウトリーチ活動計画を含めて挑戦的研究(展開)分野に申請中である.
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