本研究の目的は、タロコ語(オーストロネシア語族、台湾)の対話の動画付きコーパスを作成して一般公開し、そのデータを用いて談話文法の研究を行うことである。課題申請時の計画では、研究代表者自らが大学院生等の研究協力者をともなって台湾現地を訪れ、タロコ語話者を対象に独話と対話をビデオカメラで録画し、 録画データをもとにコーパスを作成し、談話文法の研究を行う予定であった。 しかし、コロナ禍の影響で日本から台湾現地に行くことができなかった。そこで現地協力者に依頼して、 CHILDESに準拠した動画付きコーパスを作成するための独話ならびに対話の撮影を行った。また、それを文字に書き起こす作業を進めた。
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