結婚相談サービスに内包された成婚メカニズムの実証的解明

2022 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 19K21716
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 鈴木 翔 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (40756855)
• 研究期間 (年度): 2019-06-28 – 2024-03-31
• キーワード: 結婚相談サービス / 成婚 / 配偶者選択

研究実績の概要

本研究の目的は、結婚相談サービスに内包された成婚メカニズムを実証的に解明することである。主な調査対象者は、日本最大手の結婚相談サービス事業者X社の会員である。研究方法は、①Ｘ社の会員を対象にした質問紙調査、②Ｘ社の会員を対象にしたインタビュー調査、③Ｘ社のスタッフを対象にしたインタビュー調査、④結婚相談サービスを利用していない層を対象にした質問紙調査の4つである。今年度は、新型コロナウイルスの影響から、調査の実施を断念し、国内外も先行研究のレビューを行い、調査で取り扱うべき項目を整理した。また、既存のデータやデータアーカイブに保存されているデータから、成婚メカニズムを明らかにすることはできないかを検討した。

現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査を行うにあたり、新型コロナウイルスの影響で調査結果にバイアスがかかるため、調査の開始時期を決定することが難しかった。またその状況に応じて、コントロールする項目を精査する必要があったが、見通しが立たなかったことが原因である。

今後の研究の推進方策

国内外も先行研究のレビューを引き続き行いつつ、既存のデータやデータアーカイブに保存されているデータから、成婚メカニズムを明らかにすることはできないかを検討し、分析を進め、学術誌に論文として投稿、採択されることを目指す。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの影響で調査の開始時期を遅らせたため、調査にかかる費用を次年度に繰り越した。