研究課題/領域番号 |
19K21722
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
田中 祐子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (10535800)
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研究分担者 |
森 健治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (20274201)
奥田 紀久子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (60331857)
橋本 浩子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (80403682)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 在日外国人児童生徒 / 健康支援 / 思春期 / 異文化理解 |
研究実績の概要 |
近畿・四国の公立小中学校に在籍する外国人児童生徒(日本語指導を必要とする子ども90人とそうでない子ども90人)を抽出し、インタビューと質問紙調査をおこない不安や悩みについて(学校生活、家庭生活、地域・海外との親戚との関係)、健康観、健康状態の調査から、かれらに必要な健康支援やそれらを提供する保健サービスシステムの構築を目的とする。現在、大阪府・神戸市・徳島県対象者の選定において、関係機関のリストを完成し、各学校や、機関における外国人児童生徒のリストを作成中である。また、学校の協力が得にくい場合は、NGOの協力を得ることにする。 本研究では対象の児童生徒を、自分の不安や悩みを認識し、相談相手を必要とする思春期に焦点にしぼり、かつ自分自身で口頭でインタビューに答えられる子どもを調査対象とした。文献検討や情報収集の結果から、対象者の在籍数が1校につき3名未満の学校が多いため、調査実施計画及びインタビューにおける通訳者の選定リストの作成を準備しはじめている。文献検討及び情報収集からインタビューガイド及び、質問紙、依頼文(関係機関の長・学校長・保護者・本人(日本語))は完成している。今後対象者の国別の言語翻訳に取りかかる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対象者の選定において、学校長の協力が得にくいことがあり、保護者・子どもへの調査手段を考えることに時間を要した。そのため対象者リスト作成に難航した。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛や、学校閉鎖、他府県への外出禁止等で学校・NGO・国際交流機関への依頼や通訳者の選定が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後令和2年7月まで1)関係機関の協力を得て、大阪府・神戸市・徳島県の外国人児童生徒のリストを完成する。2)インタビューガイド及び、質問紙、依頼文(関係機関の長・学校長・保護者・本人)を、対象者の言語に応じた翻訳を完成させる。 令和2年8月から令和3年2月までインタビュー及び質問紙調査を開始し完了する。
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次年度使用額が生じた理由 |
関係機関への訪問等ができず、対象者リストの作成が遅れたため調査を実施できなかった。そのため、旅費や翻訳代金を使用せず、次年度使用額が生じた。次年度請求額と合わせて調査に使用する予定である。 、
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