研究課題
2023年度は、アフターコロナ(ウイズコロナ)として、学修・生活基盤の激変に振り回された大学生が、どのように卒業していくかを把握するため、昨年度に続きアンケート、手記、座談会を実施した。また、他大学(5大学)教員との座談会も開催し、各大学での状況や取り組みを議論した。これらの成果の一部は、既に公表しており、残りは今年度公表予定である。2019年度から始めた当該研究は、初年度こそボランティア実験に関わる調査を実施できたものの、2020年度からは、ボランティア活動の基盤となる生活全体が激変した状態であったことから、コロナ禍の学生同士の生活や精神的な支え合い活動に着目して、ボランティア活動の新たな展開の現状を調査することに尽力した。当該研究の大きな成果としては、以下の通りである。第一に、実験のもととなる調査として、ボランティア活動へと向かわせる動機について、愛媛大学の学生に質的、量的調査を行ったことである。またこれらの知見を反映させつつ、ボランティア募集実験を2件(ファーマーズマーケット運営、自然農園稲刈り作業)行った。これらの成果は、論文及び学会報告として公表している。この実験調査は2024年度現在も継続中である。第二に、コロナ禍となりボランティア実験が出来ない状況下で、CODE海外災害援助市民センターの吉椿雅道氏を招き、講演や公開研究会を複数回、開催することが出来た。国際ボランティアとして活躍中の吉椿氏から豊富な経験と知識を教わり、学生の参加意識を損なわない環境等について知見を深めた。これらの成果は論文として公表している。第三に、コロナ禍初期の2020年度から大学生活が復活したとされる2023年度の4年間、継続して学生の調査を続けてきたことで、コロナ禍の学生生活を縦断的に把握することができた。これらの成果は論文として公表していると同時にHPを作成し、公表している。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
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