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2019 年度 実施状況報告書

外国人との交流活動が日本人に及ぼす効果を検証する挑戦的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21739
研究機関筑波大学

研究代表者

関崎 博紀  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (30512850)

研究分担者 長野 真澄  環太平洋大学, 次世代教育学部, 准教授 (40633699)
田村 綾子  環太平洋大学, 経営学部, 准教授 (50455060)
大平 真紀子  環太平洋大学, 次世代教育学部, 講師 (70773282)
市嶋 典子  秋田大学, 高等教育グローバルセンター, 准教授 (90530585)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード外国人 / 日本語 / 交流活動 / 地域
研究実績の概要

本研究の目的は、外国人との交流活動が日本人に及ぼす効果を検証することである。そのためには、まず日本各地で点在的に行われている交流活動に関して、情報交換を可能にする人的ネットワークの構築が不可欠である。次に、そのネットワークを基盤とし、各研究者が参画する活動に関して、実施までの過程、形態ごとの特長、および、効果の移動について記述することで、各活動に横ぐしを指すことが可能となる。1年目の本年度は、実施計画に従い、人的ネットワーク構築、および、研究枠組みの検討を行った。そのために、研究体制内での打ち合わせを2019年8月(於:秋田大学)と2020年2月(於:東京)の2回実施した。そして、2年目以降に実施する調査の項目と観点を整理した。人的ネットワークの拡張に関しては、国際教養大学、島根大学、熊本大学、北海道大学の研究者と連携をとることができた。そこで聞き取りを行った結果、各活動の実施と継続には、活動の発起人となるキーパーソンや地元の団体、行政機関などが大きな役割を果たすことも大きいために、聞き取りを行う価値があることが新たな課題として浮き彫りとなった。このように外国人との交流活動に関の実施の経緯や結果を記述する意義は次のとおりである。今後の激化が見込まれる国際的な人材獲得競争で優位に立つには、受け入れ制度の整備に加え、ホスト社会である日本人側の受け入れ意識が、自らを基準として外国人に適応を求めるのではなく、共生を志向しなくてはならない。この変容を促進しやすいのはどのような条件を備えた交流活動なのか、迅速に記述しなければならない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に従い、1年目は人的ネットワークの構築と拡張、および、研究のための観点の整理と各取り組みの特長の記述を行ったため。

今後の研究の推進方策

2年目も計画に従って継続したい。しかしながら、COVID-19により、各地でイベントが自粛されていることが、人と人の交流を記述する本研究にとってはネックになる可能性がある。研究期間の延長も視野に、既に取得しているデータの分析に注力するなど、研究の効率化を図る。

次年度使用額が生じた理由

追加で調査が必要になった地域(島根)が冬期の立ち入りが難しいために、次年度に調査を行うために繰り越す。また打ち合わせを秋田大学で行ったために、同大学所属の研究分担者は旅費を使用しなかったことも影響している。次年度の調査活動、および、成果発表に使用する予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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