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2022 年度 実績報告書

データベース構築による道徳教育モデル校の資源活用といのちの教育プログラムの策定

研究課題

研究課題/領域番号 19K21750
研究機関東京工業大学

研究代表者

弓山 達也  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (40311998)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワードいのちの教育 / 東日本大震災 / 震災伝承施設 / スピリチュアリティ / 福島県浜通り地域
研究実績の概要

本研究の目的は、主に公立小中学校を対象に、道徳の中でもいじめ対策と密接な関係にあり、また道徳の中でも扱いづらいと言われる「生命尊重」に関わるいのちの教育を取り上げ、これをより豊かに、実行力あるものとすることにある。そのため(1)データベースの作成して道徳教育の共有財産を構築、(2)いのちの教育の位置づけの変遷を明確化、(3)より効果的ないのちの教育のプログラムを策定を行ってきた。
今年度はこのうち(2)と(3)に力を注ぎ、大学院生4名とともに調査チームを編制し、主に福島県浜通り地域の震災伝承施設(相馬市伝承鎮魂祈念館、震災遺構浪江町立請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館、とみおかアーカイブ・ミュージアム、ふたばいんふぉ、いわき市地域防災交流センター 久之浜・大久ふれあい館、いわき震災伝承みらい館、いわき市ライブいわきミュウじあむ「3.11いわきの東日本大震災展」)の調査を行い、一部の展示についてはデータベースを作成し、ここからいのちの教育に資する理論的考察と教材研究を行った。
具体的な成果は日本宗教学会(9月11日)において、パネル発表「震災伝承の宗教性―施設・担い手・行為・環境―」を組織し、日本スピリチュアルケア学会(10月30日)では院生とともにスピリチュアリティの観点からいのちの教育を再検討する共同発表を行い、日本社会学会(11月13日)ではいのちの教育の現状を総括する発表を展開した。これらの発表は日本いのちの教育学会機関誌『いのちの教育』8号(2023年5月)に掲載が決定している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] スピリチュアリティの観点からとらえたいのちの教育―震災伝承施設を教材として―2023

    • 著者名/発表者名
      弓山達也・青木繁・小高絢子・谷山昌子・道蔦汐里
    • 雑誌名

      いのちの教育

      巻: 8 ページ: 35-47

    • 査読あり
  • [学会発表] 問題提起―震災伝承の宗教性―2022

    • 著者名/発表者名
      弓山達也
    • 学会等名
      日本宗教学会
  • [学会発表] 震災伝承館といのちの教育―スピリチュアリティの観点から―2022

    • 著者名/発表者名
      弓山達也・共著者:青木繁・小高絢子・谷山昌子・道蔦汐里
    • 学会等名
      日本スピリチュアルケア学会
  • [学会発表] いのちの教育はなぜ後退したか―死、スピリチュアリティ、価値観の観点から―2022

    • 著者名/発表者名
      弓山達也
    • 学会等名
      日本社会学会

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公開日: 2023-12-25  

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