研究課題
挑戦的研究(萌芽)
触図を利用した学習ツールは種々開発が行われているが、触図の作成には専用の立体コピー機等が必要となる。また、触図の数が多くなると持ち運びや管理に手間がかかるようになる。本研究では、スマートフォンのカメラで映した学習者の指先の位置を認識し、凹凸のある触図を触っているかのような疑似触覚を振動デバイスを通じて指に振動を与えることで、物理的な触図を使用せずに音声案内で自主学習できるアプリの開発を行った。
情報工学
市販されている触図教材は数が限られているため、晴眼者向けの教材を加工するなどして触図を作成することが多い。しかし、触図を作成するためには専用の用紙や立体コピー機等が必要となり容易とは言い難い。本研究では、スマートフォンと振動デバイスを用いることで凹凸のある触図を利用せずに図の学習を行うアプリの開発を行っており、可搬性の向上やコスト削減に加えて晴眼者向けの教材を簡単な編集で利用できるようになり得ると考える。