| 研究課題/領域番号 |
19K21784
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| 研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
瀧澤 敬美 日本医科大学, 医学部, 准教授 (40386157)
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| 研究分担者 |
濱崎 務 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30277561)
明樂 重夫 日本医科大学, 医学部, 教授 (40231849) [辞退]
近藤 幸尋 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (80215467)
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| 研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2025-03-31
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| キーワード | 骨盤解剖学 / ロボット支援手術 / シミュレータ体験 / 人体骨盤模型 / 医学教育 / 看護教育 / 医療チーム / 他職種協働 |
| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、医学生や看護学生が不得意とする骨盤解剖学をわかりやすく、かつ臨床に役立つための新しい教育法を開発し、教育改善を行うことである。大きな特徴は、骨に囲まれた狭い骨盤内の手術を得意とする「内視鏡下ロボット支援手術(以下ロボット支援手術)」の手技に注目していることで、骨盤内のロボット支援手術の医療チームから新しい骨盤解剖学の教育法の切り口を探索するところにある。 最終年度では、「学生が骨盤解剖学を楽しみながら、立体的な構造を把握できる」教育法を開発し、実践することを目的とした。研究配属された医学生(3年4名)が、昨年度に引き続き、「支援手術ロボット“ダヴィンチ”の操作体験実習(インテュイティブサージカル合同会社協力)」さらに、本大学病院で複数回にわたる「“ダヴィンチ”のシミュレータ体験」、「特設モニターでの手術見学」を行った。その体験で、特に「真のチーム医療の大切さ」と「立体的に骨盤解剖学を理解することの重要性」を学んだことがきっかけで、医学生だけでなく、将来の医療チームである看護学生も夢中にさせる、有効かつ大変ユニークな5つの骨盤解剖学教育ツールの開発に成功した。音声ペンで日本語、英語、用語の説明を聞くことができる音声シール(新たに開発した粘着性の高い4色のシール)を用いた骨盤人体模型3種と骨盤解剖学ゲーム(神経衰弱カード、クイズ)である。看護学校2校において、その効果を検証し、看護学生の骨盤解剖学の立体的な構造の理解や解剖生理学への学習意欲を高め、ロボット支援手術に興味が持てる優れた教材であることが明らかとなった。これらの教育効果の成果は、第17回日本ロボット外科学会およびAPPW2025(第130回日本解剖学会・第102回日本生理学会・第98回日本薬理学会合同大会)で発表し、APPW2025では、Undergraduate Poster Awardを受賞した。
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