研究課題/領域番号 |
19K21793
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
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研究分担者 |
高木 英樹 筑波大学, 体育系, 教授 (80226753)
大庭 昌昭 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (40303094)
西原 康行 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (50339959)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 自己身体認知 / 身体姿勢 |
研究実績の概要 |
2019-2020に確立した自己身体認知の評価プログラムを用いた研究結果において、評価時の身体姿勢によって結果が異なることが判明したため、身体姿勢による自己身体認知の違いについて、評価システムを構築して、検証した。 対象者は、健常成人20名とし、手部2か所(示指、小指)への電気刺激を呈示し、指定されたボタンを押す単純反応課題および選択反応課題を実施した。単純反応課題については、示指への刺激のみとした。各課題ともに、掌を下に向けるNormal条件、掌を上に向けるOpposite条件の2条件で実施した。また、選択反応課題については、刺激呈示の場所(左右)と反応の方向(左右)が一致したcongruent条件と不一致のincongruent条件を実施した。 その結果、単純反応課題の反応時間にはNormal条件とOpposite条件の間に有意な差が認められなかった。また、選択反応課題においても、congruent条件では、Normal条件とOpposite条件の間に有意な差が認められなかった。一方、incongruent条件では、Normal条件と比較して、Opposite条件で有意な反応時間の遅延が認められた。 これらの結果から、手部の向きによって、自己身体認知が異なることが明らかとなった。
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