配管系の流動抵抗を低減することができれば、ポンプ動力を削減することが可能となり、省エネ化に繋がる。本研究成果は配管系でしばしば用いられる円管内の流れに抵抗低減剤として界面活性剤を注入した際の抵抗低減効果を明らかにしたものである。本研究では、界面活性剤水溶液を壁面近傍に効率よく注入することにより、下流域において一様な界面活性剤水溶液の場合と同程度の高い抵抗低減効果を得られることを明らかにしている。抵抗低減界面活性剤の効率的な使用法が確立されれば、さらなる省エネ化に繋がるものと期待される。(246文字)
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