短繊維を一方向のみに配向させた強度異方性を有する「短繊維異方性ゴムシート」の作製手法の確立し,ゴムの膨張を積極的に活用した短繊維補強型人工筋肉を開発した。 まず、短繊維を配向する手法として、引き抜き法、遠心法、巻き付け法を提案し、それぞれの手法に関してゴムシートによる強度異方性を検討した。その結果、巻き付け法による手法が他の手法に比べて強度異方性が高いことが分かった。さらに、繊維密度による共同異方性に関して検討した。その結果、繊維密度の高さは強度異方性に大きな影響を与えることが分かった。 最後にこれらのシートを用いて収縮型と伸長型の人工筋肉を作成し、短繊維によるアクチュエータの開発手法を確立した。
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