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2020 年度 実施状況報告書

地震ピエゾ磁気効果を利用した内陸型地震プレスリップ検知への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 19K22031
研究機関東京都立大学

研究代表者

大久保 寛  東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (90336446)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワード磁場観測 / 高感度磁力計 / 前駆的変化 / ピエゾ磁気効果 / 地殻内の変化
研究実績の概要

日本列島は数多くの活断層が存在するため,直下型大地震の検知は多くの生命を救うことに結びつくことが考えられる.本研究では,地震よりも前駆的に発生する磁場変化の検出を目指し,フィールド観測試験を実施する.
本研究のエッセンスは,地殻の変化に伴って発生する磁場変化の観測(間接的なの物理量計測)とその利用である.これを動的に観測・利用することを目指す.
このうち本年度は以下の課題に引き続き取り組んだ.
1. 地磁気変動観測のための新しい磁力計の設計・試作・フィールド実測,2. 各種磁力計の並行観測に向けたフィールド試験,3. フィールド観測点の整備保守,
地磁気フィールド観測用の新しい磁力計としてTMRを用いた磁力計を設計・設置・実測し,第一プロトタイプTMR磁力計による地磁気信号観測について成功し,TMR磁力計の地磁気観測への応用可能性が明らかとなった.
さらに引き続き並行観測のための磁力計の改良と,高感度で計測された磁気現象のデータの地道な蓄積が必要となる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新磁力計の開発・フィールド実測成功,継続観測中.

今後の研究の推進方策

高感度な地球磁場計測に向けた新しい磁力計の改良・実測を引き続き実施.
観測データのデータ処理の検討.
引き続き,欠測しないための地道な保守点検.

次年度使用額が生じた理由

磁力計開発のスケジュールの一部が後ろ倒しとなり,次年度に支払うことになったため

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Change in Streaming Potential with Earthquakes2021

    • 著者名/発表者名
      Naoto Kaneko, Hiroyuki Nagahama, Kan Okubo, Michiyo Nakashima
    • 雑誌名

      Proceedings of the 2nd Springer Conference of the Arabian Journal of Geosciences (CAJG-2)

      巻: - ページ: -

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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