研究課題/領域番号 |
19K22052
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 (2021) 京都大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
新津 甲大 国立研究開発法人物質・材料研究機構, マテリアル基盤研究センター, 独立研究者 (90733890)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 格子欠陥 / 磁性 / 局在磁性 / 電子線ホログラフィー / 塑性変形 |
研究成果の概要 |
磁場下での力学試験および塑性歪導入下での磁化測定を通して、転位をはじめとする欠陥に局在する磁性の観測に成功した。また電子線ホログラフィー法により転位に局在する磁気秩序の実空間イメージングに成功した。このような材料においては磁場の有無に応じて塑性変形挙動が変化することを確認しており、本研究の目標である磁性強化の存在を確認することができた。今後、変形後の転位組織等の観察を通してこの現象の起源を調査していく。
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自由記述の分野 |
金属物性
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転位や逆位相強化に局在する磁気秩序の観測・観察に成功し、さらに磁場の有無に応じて塑性変形挙動が変化することを確認した。この挙動は、塑性流動において磁場が有意な影響をもたらしうることを示した成果であり従来の強化機構とは全く異なる、外場による材料強化が可能であることを示す。材料強化法を多様化に貢献することで構造材料をはじめとする材料の機能を豊かにすることが期待される。
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