研究課題
挑戦的研究(萌芽)
これまで様々な工業製品が日常生活に浸透しより快適で便利な社会が実現されてきたが,これらの安全性を確認するための検査技術が求められている。本研究では、違和感の少ないやわらかいテラヘルツ帯センサを作製し、人に装着して対象を触りながら検査する触診型テラヘルツ検出グローブを開発した。このセンシング技術の応用として、配管に適用し不具合箇所の検知に使用できることを示した。
テラヘルツ・光工学
近年、電波と光の中間に位置するテラヘルツ帯の電磁波を利用したイメージングが着目されており,食料品や医薬品などの非破壊品質検査への応用が期待されている.この目的のため、コンパクトで簡便なテラヘルツ検査システムが求められている。本技術はやわらかいテラヘルツセンサに基づいた設計であるため、従来の検査技術のネックであった測定対象の制限や大規模な測定系という課題を回避でき,様々な場所・環境における品質検査や即時検査の実現につながる可能性がある。