本研究は、電解質を用いたキャリアドーピングを基盤とし、材料適合性に優れた極めて挑戦的なオプトエレクトロニクスである『オプト・イオントロニクス』の創成を目指した。具体的には、以下の4項目に取り組み、成果を得た。 Ⅰ 様々な材料に対する電解質ドーピングの有効性をトランジスタ構造により解明した。Ⅱ 電解質ドーピングによる受光・発光素子の作製および評価を行った。Ⅲ 微細加工技術を用いたレーザー素子(LD)の作製に挑戦し、基盤となる技術を構築した。IV 応用における液体使用に起因する困難・問題点並びに,デバイス動作上の問題等を解決した。
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