研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では,光照射により生きた細胞活動を制御可能なオプトジェネティクスの高性能化に向けて,ホログラフィーを用いて多数の光スポットを同時に3次元空間に形成するとともに,1 umから20 umの可変ビーム径を可能とし,さらに所望の領域内に配置するスポット数に関わらず一定のピーク強度を照射可能な技術を開発した。開発した技術を培養細胞に適用し,選択的制御が可能なことを確認した。
応用光学
生命機能情報の非接触,低侵襲観察を元にした生命機能の解明や細胞活動の非接触操作により生命機能を改善するなど,生命科学における光イメージング技術及び光照明技術に対する期待は大きい。本研究の研究成果は所望の3次元位置に多数の光スポットを同時形成することを可能にし,さらに高性能な光スポット群を形成する技術を開拓したものであり,この技術を発展させることで生命科学における有用な光操作技術の確立に繋がる。