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2021 年度 研究成果報告書

触媒量のチタンアルコキシドを用いるredox-neutralなラジカル発生法

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22182
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分33:有機化学およびその関連分野
研究機関東京工業大学

研究代表者

岩澤 伸治  東京工業大学, 理学院, 教授 (40168563)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード光反応化学 / 低原子価チタン
研究成果の概要

アルコキシチタン錯体に可視光を照射することで、イソプロピルアルコールを水素原子供与体に用いて、触媒的にベンジルアルコール類からベンジルラジカルを発生させ二量化する反応を開発することができた。本反応は従来の金属還元剤を用いる手法に代え、安価で取り扱い容易なアルコールを水素原子供与体として用いた新しい形式の3価のチタン種を活性種とする触媒反応であり、3価のチタン種を利用する有機合成反応に新たな可能性をもたらすものである。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、光照射下、入手容易なアルコールを水素原子供与体として用いることにより、活性種として有用な低原子価チタンの新しい触媒的発生法を実現したものである。低原子価チタン種は有用な一電子還元剤として広く利用可能であり、特に本反応ではさまざまに配位子の設計が行え、可視光エネルギーも利用可能であることから、今後廃棄物の少ないさまざまな物質合成に展開できるものと期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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