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2020 年度 研究成果報告書

柔軟性分子ロータから組み上がる動的ナノ空間による二酸化炭素貯蔵

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22233
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分36:無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
研究機関徳島大学

研究代表者

犬飼 宗弘  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 講師 (60537124)

研究分担者 野田 泰斗  京都大学, 理学研究科, 助教 (00631384)
南川 丈夫  徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 准教授 (10637193)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード配位高分子 / 核磁気共鳴
研究成果の概要

本研究では、多孔性配位高分子(PCP: Porous coordination polymer)に注目し、室温・空気雰囲気下で二酸化炭素(CO2)を貯蔵できるナノ空間の創出を最終目的とし、その目的を達成するために、CO2雰囲気下高分解能固体NMR装置やテラヘルツ分光装置の開発を行い、開発した装置を用いてPCPのCO2貯蔵に関する知見の獲得を試みた。結果、(1)高圧ガス雰囲気下高分解能固体NMR装置の開発とCO2のダイナミクスの解析、(2)多孔性配位高分子の配位ダイナミクスの解析、(3)電場印可下固体NMR装置の開発・測定を実施した。

自由記述の分野

配位高分子

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において開発したNMR装置により、多孔性配位高分子の運動とCO2の運動の間に深い相関があることが明らかとなった。(1)で開発した装置は、吸着・貯蔵・分離中のCO2の運動・位置の詳細を調べることが可能であり、CO2の新たな分析方法として期待できる。また、(2)で実施した実験において発見した配位のダイナミクス(数十秒単位で金属と有機配位子の配位の入れ替え)は、新たなCO2分離・貯蔵の方法として期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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