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2021 年度 実績報告書

脱脂ダイズタンパク質を利用した新バイオマス素材の創製

研究課題

研究課題/領域番号 19K22298
研究機関北海道大学

研究代表者

山田 哲也  北海道大学, 農学研究院, 講師 (70374618)

研究分担者 山田 真路  岡山理科大学, 理学部, 教授 (80443901)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワードダイズ / ツルマメ / タンパク質 / 脂質 / バイオマスプラスチック
研究実績の概要

ダイズ系統とツルマメ系統の交雑に由来する代表的なRIL系統の完熟種子において窒素含量と脂質含量の測定を行った。ツルマメ系統B01167とダイズ系統TK780との間において作出されたRILから代表的な系統を9系統選抜し圃場で養成し採種したものを供試した。さらに,ツルマメ系統GD50344とダイズ品種トヨムスメとの間において作出された代表的な系統を12系統選抜し圃場で養成し採種したものを供試した。加えて,ツルマメ系統T106と田螺大豆との間において作出されたRILから代表的な系統を9系統選抜し圃場で養成し採種したものを供試した。
なお,窒素含量に関しては元素分析器を用いて測定を行いその窒素含量からタンパク質含量を算出した。また,ガスクロマトグラフを用いて各種脂肪酸の含量を測定し,それらの総和を脂質含量として算出した。
供試材料に用いたRIL系統の多くは黒もしくは茶色の種皮を持ち,つる性,無限伸育性や硬実性などの野生形質を残すものも見られた。加えて,種子の大きさは親系統の一つであるダイズと比べ明らかに小粒であった。さらに,開花期は分離が認められダイズ系統よりも晩生の性質を示す系統も存在した。
種子成分の解析の結果,全てのRIL系統はダイズ系統より脂質含量は低くなるもののタンパク質含量は高くなった。また,種子におけるタンパク質含量と脂質含量の間に高い負の相関関係を認めた。これらの高タンパク質を含有するRIL系統はバイオマスプラスチック試作のための材料として期待できることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Anhydrous proton-conducting material consisting of basic protein protamine.2021

    • 著者名/発表者名
      Yamada M, T Sugihara, T Yamada
    • 雑誌名

      Journal of Electroanalytical Chemistry

      巻: 897 ページ: 1-7

    • DOI

      10.1016/j.jelechem.2021.115586

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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