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2020 年度 研究成果報告書

インターロイキン類によるほ乳類ニューロンのレトロトランスポゾン制御

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22368
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関広島大学 (2020)
九州大学 (2019)

研究代表者

今村 拓也  広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (90390682)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワードレトロトランスポゾン / インターロイキン / IL17D
研究成果の概要

母体が感染症などによるストレスを受けた場合、IL17Aが脳内に移行し胎仔の発達異常を惹起してしまうリスクが高くなるが、近縁のタンパ質であるIL17Dの投与により、細胞内MAPKシグナルを介してゲノムを守ることができることが明らかとなった。また、IL17Dの投与法を脳内投与から変更し、さらに非侵襲性を高めることを試みた。その結果、IL17Dの尾静脈投与でも脳の層構造異常を是正できた。これは本課題へ挑戦したことの意義を強く深めるものであり、成果が大きく発展する可能性が高いと考えられた。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回、マウスを活用した研究により、医療や動物生産に向けたインターロイキン類の新しい利用法が提案できた。妊娠時の胎児の健康管理は緊喫の課題であり、全ての脳細胞の根幹をなすゲノムについて、その崩壊を末梢投与により簡便に食い止めることができる可能性が出てきたことにより、今後は、IL17Dを含むインターロイキン類の制御により母体の免疫を管理することで、出生児の統合失調症発症リスクを根本から抑える方法論の開発が期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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