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2020 年度 研究成果報告書

メディエーター複合体による液相形成とその転写制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22401
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関横浜市立大学

研究代表者

高橋 秀尚  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30423544)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード遺伝子発現制御 / 転写 / RNAポリメラーゼII
研究成果の概要

最近の研究によって、RNAポリメラーゼII(Pol II)による転写が核内の区画化された液滴で行われることが明らかとなってきた。このLiquid-liquid phase separation機構においては、タンパク質やDNA、RNAなどの転写制御に関わる因子群が、複雑性の少ない領域(IDR: Intrinsically Disordered Region)で会合することによって液滴を形成すると考えられている。本研究ではメディエーター複合体による液滴形成機構とその遺伝子発現制御における役割を解明する。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の研究から、転写は核内に形成される“液滴”によって、制御されることが明らかとなってきた。本研究では、転写制御で重要な役割を果たすメディエーター複合体に着目し、その液滴形成機構と転写制御における役割を解明する。本研究によって、転写制御機構における液滴の役割を詳細に解明することで、DNA複製・修復、細胞内シグナル伝達などの他の細胞機能における液滴機構の解明にも貢献することが期待される。さらに、メディエーター複合体は様々な疾患の発症にも関与していることから、本研究は液滴形成の破綻による疾患発症メカニズムの解明にもつながることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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