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2023 年度 研究成果報告書

核酸分子が制御する動物の新たな恒常性維持・栄養応答機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22418
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京工業大学

研究代表者

増田 真二  東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (30373369)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード緊縮応答 / 栄養飢餓 / ppGpp
研究成果の概要

グアノシンテトラリン酸(ppGpp)は細菌の栄養飢餓時に重要な役割を果たす。申請者はこれまで、光合成細菌と植物におけるppGppの存在と役割を示してきたが、動物でのppGppの機能は不明である。本研究では、ショウジョウバエの視細胞にppGppを高蓄積させることでその機能を解明することを目指した。その結果、ppGppの高蓄積組織内で細胞死が引き起こされることがわかった。この結果から、ppGppが動物細胞内でも機能しうることがわかった。この研究は、動物におけるppGppの役割を理解し、新たな栄養応答機構を解明する上で重要なものとなる。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

すべての生物にとって栄養状態をモニタリングするシステムは必須であり、その制御機構の解明は重要な課題である。特に多細胞生物では、栄養状態の調節の破綻が癌や老化と関連しており、その研究の重要性が増している。バクテリアでは、グアノシンテトラリン酸(ppGpp)が栄養飢餓状態を耐え忍ぶために重要な役割を果たしている。動物におけるppGppの役割に関する本研究の成果は、動物の新たな栄養応答機構を解明する上で重要な知見を提供する。

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公開日: 2025-01-30  

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