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2021 年度 研究成果報告書

新しい脊椎動物モデル・キンギョの変異体の表現型多様性を作り上げる分子機構の理解

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22426
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関長浜バイオ大学

研究代表者

大森 義裕  長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (90469651)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワードゲノム進化 / 脊椎動物 / 形態形成
研究成果の概要

キンギョはフナを原種とし、約1000年前の中国で育種が始まった。キンギョはその育種の歴史の中で様々な品種が作出され、形態的な表現型の多様性やウロコや体色の変化を含む様々な表現型が見られる変異体であり相互に交配が可能である。キンギョ変異体の表現型の中には、ゼブラフィッシュやメダカでは見られない表現型が多く存在し、その分子メカニズムを解明することで脊椎動物に共通する形態や体色の発生の分子メカニズムが明らかになることが期待される。本研究では、キンギョ品種のもつ表現型の原因遺伝子の同定と分子メカニズムの解明を行う。

自由記述の分野

基礎医学、発生生物学、ゲノム科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多用なキンギョ品種に見られる変異体の分子メカニズムを解明することで、私たちヒトや哺乳類一般を含む脊椎動物に共通する形態や体色の発生の分子メカニズムが明らかになることが期待される。また、硬骨魚類の進化の研究に貢献すると考えられる。例えば、キンギョではヒレの過剰な伸長を持つ品種があるが、これはソードテールという種では、一般的に見られる形質である。これら硬骨魚類の形態形成を制御するメカニズムの解明に繋がり比較ゲノムの観点からも意義深い。さらに、キンギョは全ゲノム重複を約1400万年前に経験しており、全ゲノム重複後の進化という点からも興味が持たれる。

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公開日: 2023-01-30  

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