研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、共生菌研究や巨大ウイルス研究において宿主として利用されているアカントアメーバをモデル宿主として利用し、環境中より新たなアメーバ寄生・共生微生物を探索した。残念ながらCPR細菌に代表されるような、新門ダークマター微生物を単離することはできなかったが、新種・新属以上の新規性をもつ放線菌門細菌および巨大ウイルスを複数、単離・解析することができた。
細菌学
本研究で単離したアメーバ寄生・共生微生物は、これまで培養不能であることなどから記載されることがなかった新規微生物である。本研究の成果は、アメーバ寄生性の病原微生物や巨大ウイルスの進化の理解を新たに方向づけるだけでなく、地球上の生命の起源や進化について新たな光明を照らすものになると期待できる。