本研究は、脳組織内で特定のタンパク質の新規生合成をスループット良くイメージングすることを目指した。そのために、研究代表者らが開発した生体脳内ゲノム編集・分子イメージング技術を用いて、ある時間枠に新規合成された特定のタンパク質をイメージングするための方法を開発した。この方法によって、マウスの脳組織において、わずか2時間の間に新規に生合成されたタンパク質を特異的にイメージングすることに成功した。そのうえでこの方法をスケールアップするために、10種類以上のタンパク質に対してゲノム編集用のコンストラクトを作製した。
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