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2019 年度 実施状況報告書

マウス生体内のミトコンドリア内ATP産生速度の定量的計測法開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K22513
研究機関京都大学

研究代表者

山本 正道  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (70423150)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワードアデノシン三リン酸 / ミトコンドリア / マウス
研究実績の概要

これまでに細胞質内に存在するATPをマウス生体内全臓器および細胞で定量的かつ経時的に可視化できるマウスの開発に世界で初めて成功してきた。この技術を応用し、更にATP合成系の制御システムを組み込めばミトコンドリア内ATP産生速度を定量的に計測できる可能性が推測された。そこで、ミトコンドリア内で産生されるATP合成速度を計測するため、ミトコンドリアのマトリックス内のみにATP量依存的に蛍光波長を変化させるATPセンサー(ATeam)を発現するトランスジェニックマウスを作出する事を試みた。ミトコンドリア移行シグナルはCox8由来の配列を利用した。また、プロモーターはCAG, EF1a, CMV, PGKなどを利用した。更にRNA安定化シグナルとしてWPRE配列も使用し、最適化を検討した。複数種類のES細胞を樹立し、ターゲティング後にインジェクションを行った。現在、キメラマウスが得られ、生殖系列移行を確認している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ATeamをミトコンドリア内で発現する可能性のあるキメラマウスで高キメリズムのマウスが得られてきているため、生殖系列移行を確認し次第、実験を進めていく。

今後の研究の推進方策

ミトコンドリア内ATP可視化マウスができ次第、光駆動型プロトンポンプによるミトコンドリア膜電位の低下などの層かが可能かを検討していく。

次年度使用額が生じた理由

CoVID-19の影響で当初予定していた学会や打ち合わせなどが延期または中止になったため。また、マウス繁殖のタイミングが年度後に変更されたため。

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公開日: 2021-01-27  

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