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2021 年度 研究成果報告書

マウスコホートモデル系による環境と生体の時間的不適合の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22516
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

八木田 和弘  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90324920)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード概日リズム / 生体リズム / 体内時計 / 時計遺伝子 / シフトワーク / 未病制御 / 慢性炎症 / 免疫老化
研究成果の概要

現代社会は、自然の環境周期から逸脱した生活が当たり前となったことで、生活パターンと自分の体内時計との不適合が生じやすくなっている。このような環境時間と体内時計の不適合は、多くの疾患の発症リスク増加につながる概日リズム障害を引き起こす。しかし、これらの疫学的エビデンスを裏付ける因果関係はほぼ未解明であり、その病態メカニズム解明は医学的に重要なテーマであるのみならず社会的要請も強い。本研究では、マウスを用いた長期間にわたる明暗環境撹乱(シフトワークモデル)により、寿命の短縮や肝臓におけるNALFD、免疫老化の促進などのその表現型(病態)を再現し、病態解析プラットフォームを構築した。

自由記述の分野

環境生理学、時間生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生物には最適な状況を維持する普遍的なメカニズムがあり、その一つが体内時計による生体リズムによる恒常性維持機構です。単に睡眠覚醒リズムや自律神経リズムなどを生み出す仕組みというよりは、全身の細胞の代謝秩序など生命維持に必須の原理を担うメカニズムが体内時計です。不規則な生活による恒常性破綻の原理解明のため、本研究では環境(明暗周期)の撹乱が様々な疾患発症を再現する動物モデル系を構築しました。本研究により、交替勤務などによる健康問題の本格的な予防法開発が可能になります。

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公開日: 2023-01-30  

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