本研究において研究担当者は蛍光RNA “Romanesco” を用いてタンパク質によるRNAのグアニン四重鎖構造制御を明らかにした。 まず293T細胞、iPS細胞を用いたスクリーニング系を開発しグアニン四重鎖解消酵素(G4-resolvase)の発現量に応じてRomanescoの蛍光強度が減弱することを見出した。さらに次世代型共焦点顕微鏡AiryScanを用いることで感度良く蛍光イメージング可能であることを見出した。G4-resolvaseの候補タンパク質に対するスクリーニングを実行したところいくつかのタンパク質は実際に細胞内でG4-resolvase活性を持つことが示唆された。
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