研究課題/領域番号 |
19K22548
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
深田 正紀 生理学研究所, 分子細胞生理研究領域, 教授 (00335027)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 自己免疫性脳炎 / LGI1 / GABAa受容体 / 組換え抗体 / シナプス / けいれん |
研究成果の概要 |
自己免疫性脳炎は、けいれん、記憶障害、見当識障害、精神症状など多様な症状を示す重篤な脳疾患である。私共はドイツのグループとの共同研究により、患者由来のB細胞から自己抗体クローンを単離することに成功し、これら自己抗体クローンを活用することにより、自己抗体の作用機序、および自己抗体と症状の因果関係の一端を明らかにした。
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自由記述の分野 |
神経科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私共は、共同研究者のPruss博士らよって単離された組換え型モノクロナール抗体の中から、LGI1や、GABAa受容体、NMDA受容体に反応する自己抗体に関して、その反応特異性、抗原部位の同定、抗原-抗体間の親和性の評価等を行い、自己抗体の作用機序の解明に大きく貢献した。これらの研究成果は、Ann Neurol誌、PNAS誌、J Exp Med誌に国際共著論文として発表され、自己免疫性脳炎の病態解明に大きく貢献した。
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