本手法は、特定の分子に注目することなくCell-basedな表現型スクリーニングを用いることで、細胞ストレス応答の代謝系をロバストに制御する化合物を見出すことが期待できる。ヒット化合物のDrug repositioning、またはヒット化合物を基にした新規の“リード化合物”の第一歩となれば価値のある基礎研究と思われる。また、本申請はDeep learningを用いた自動化画像撮像および解析技術の創出であり、手解析を自動識別のシステムに置き換えることにより、大きなパラメータ空間を現実的にスクリーニングできるようになる。この技術が確立した暁には、他の様々な創薬研究に展開することが期待される。
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