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2020 年度 研究成果報告書

新発想の転写因子解析:機能亢進型変異/低下型変異のプロキシミティラベリング解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22607
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立成育医療研究センター

研究代表者

鳴海 覚志  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 分子内分泌研究部, 室長 (40365317)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード転写 / 転写制御 / プロキシミティラベリング / 転写因子 / 変異 / 転写複合体
研究成果の概要

転写制御とは遺伝子機能のオン・オフを司る分子メカニズムであるが、どのような分子がその調節に関わるかについての理解は不十分であった。本研究では新技術の分子相互作用解析であるプロキシミティラベリング法を採用し、先天性疾患に関わる転写因子の解析を行った。その結果、従来から知られてきた分子相互作用に加えて、これまで知られていなかった相互作用を複数検出することができた。本研究を通じて、転写制御機構の研究におけるプロキシミティラベリング法の広汎な応用可能性が示された。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は転写制御機構研究におけるプロキシミティラベリング法の応用可能性の広さを示すと同時に、本研究の独自性である「野生型分子と変異型分子を比較解析」が転写制御機構研究の有用な切り口になることを示した。現在普及している「転写促進複合体」「転写抑制複合体」という二項対立モデルは適切ではなく、実際には両者が柔軟・可塑的に使い分けられている可能性があり、今後のこの研究分野における研究の方向性を示す成果と言える。

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公開日: 2022-01-27  

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