研究課題/領域番号 |
19K22655
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
影山 愼一 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (80194695)
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研究分担者 |
宮原 慶裕 三重大学, 医学系研究科, 産学官連携講座教授 (10582083)
加藤 琢磨 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (60224515)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 食道癌 / がん免疫療法 / T細胞治療 |
研究成果の概要 |
難治性食道癌に有用なCAR-T療法を開発するために、臨床試験で細胞輸注されたTCR遺伝子導入T細胞(TCR-T)のフェノタイプ解析、免疫機能解析、トランスクリプトーム解析(糖代謝・脂肪代謝関連遺伝子発現解析を含む)を網羅的に行い、臨床試験におけるin vivo持続性、臨床効果に関連する因子を探索した。 サイトカイン放出症候群(CRS)病態にはTCR-T輸注後の宿主由来のサイトカインが関与し、輸注TCR-T(製造T細胞)の分化形質が有意に関係していた。また、輸注後のTCR-T形質(CD39, CD244)と臨床反応が関与することが推察された。
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自由記述の分野 |
臨床腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転移再発食道癌に対する有効な治療手段がないのが現状であるが、近年免疫療法への期待が高い。本研究はT細胞療法の基盤研究であり、新しいCAR-T細胞療法の臨床開発のための基盤研究である。CAR-T細胞療法ではサイトカイン放出症候群を避けながら有効性を向上させることが重要であり、本研究では臨床反応に関連する因子が特定された。
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