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2020 年度 研究成果報告書

ヒトiPS細胞キメラマウスを用いた緑内障関連遺伝子変異の病態解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22673
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

中澤 徹  東北大学, 医学系研究科, 教授 (30361075)

研究分担者 小林 航  東北大学, 医学系研究科, 助教 (20646442)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード緑内障 / 網膜神経節細胞 / iPS細胞 / ゲノムワイド関連解析
研究成果の概要

ヒトiPS細胞から立体網膜組織を作製し、その組織から網膜神経節細胞(iPS-RGC)を単離し培養することが可能になった。しかし、in vitroの研究では眼内の環境を再現出来ないため、ヒトiPS-RGCを小動物の眼内へ移植し生体内で生存に関わる因子の探求することを考えた。その評価のためには立体網膜組織内のRGCを蛍光標識する必要があると考え、CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集でGFP標識されたヒトiPS-RGCを作製した。MMEJ法では困難であったが、MHAを長くすることで蛍光標識したiPS細胞を作製出来た。蛍光標識があることで今後イメージングやソーティングを用いた研究が容易になる。

自由記述の分野

眼科

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトiPS細胞から作製した網膜神経節細胞(iPS-RGC)を培養しているだけでは眼内環境を再現することは出来ないため、小動物の眼内へ移植し緑内障関連視神経障害を与えることによりその反応を調べることを考えた。異種の細胞を使用する際にはその判別が重要になるため、iPS-RGCの蛍光標識を行った。蛍光標識があるためライブイメージングで細胞の状態を確認でき、また細胞を純度高く組織から分離することが可能になる。今後この蛍光標識したiPS-RGCの眼内移植や網羅的遺伝子解析を行うことで、失明原因の第1位である緑内障の原因解明、新規創薬へつながる可能性が高い。

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公開日: 2022-01-27  

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