口腔内スキャナの先端に空気圧を噴出するノズルをつけ、その孔から噴出される空気圧によって,デンチャースペースが形成されることを期待する顎堤のデジタル印象する方法(Air-assited IOS)を考案し,その条件設定と有効性を検討した。空気圧はデンタルチェアから取り出し、減圧弁を通し、エアフィルタで濾過したものを用いた。空気圧噴出孔は2種類を用意した。 AIOSは患者自身の印象感覚は悪くなく、かつ歯面、歯列の採得および粘膜面の採得にも有効であることが示唆された。ただ当初の目的である床縁形態の採得までの効果を有効に判定するまで研究が進まず、その期待の可能性だけが確認された。
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