• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

大規模コホート集団を用いた住環境と健康に関する疫学調査

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K22732
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

寳澤 篤  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (00432302)

研究分担者 長谷川 兼一  秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (50293494)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード疫学 / 住環境
研究成果の概要

住環境は人間が最も長く曝露を受ける環境であり、その環境による人間の健康が大きく影響を受けている可能性がある。しかしながらこれまで の疫学研究では、個人の生活習慣や遺伝要因には注意が向けられているが、住環境について十分な調査がなされてきているとはいいがたい。本研究では、建築環境の分野で開発されたCASBEE健康チェックリストを活用し、住環境の評価を東北メディカル・メガバンク(TMM)計画の地域住民コホートの調査に組み込むことで住環境と健康に関する分析を行った。その結果、主観的な住環境の評価項目すべてが心理的苦痛の尺度であるK6高値と統計学的に有意に関連していた。

自由記述の分野

疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

簡便な調査票を用いて大規模に住環境に関する質問を行い、さらにそれが心理的苦痛と関連することを明らかとした。これまで食事などの生活習慣を変容することで健康状況を変えることは注目されていたが、住環境を整えることで健康を改善させる可能性については十分に検討されていなかった。公衆衛生上の課題として「健康に良い住居の提供」が掲げられることになったという点で社会的に大きな意義を与えうる研究になったと考える。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi