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2020 年度 実施状況報告書

妊婦の概日リズムや食事時間のパターンと栄養代謝との関連の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K22741
研究機関東京大学

研究代表者

春名 めぐみ  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00332601)

研究分担者 米澤 かおり  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20791388)
笹川 恵美  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90757270)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード妊娠 / 概日リズム / 糖代謝 / 脂質代謝 / 食事摂取 / 体重
研究実績の概要

妊婦の概日リズムや食事取時間のパターンと糖代謝、脂質代謝の関連を明らかにすることを目的としている。対象者は、妊婦健診のために産科外来を訪れた、18歳以上で、日本語の読み書きができる妊娠中の女性とした。妊娠前期と後期での代謝メカニズムの違いを考慮し、妊娠初期、中期、後期でのサンプリング、質問票(属性、健康行動、食事摂取頻度調査、1日の食事回数、夜間絶食時間、日常生活習慣、睡眠時間、就寝時刻、身体活動量活動など)、診療録データを収集している。先行研究から、本研究における「食事」とは、「主食を含む一般的な食事に加え、軽食や間食なども含み、果物やお菓子を食べたり、ジュースや牛乳などの飲料を飲んだりして、その合計が50キロカロリー以上となった場合」と定義し、「食事回数」は「1回の食事は、50キロカロリー以上で、前回の食事と15分以上の間隔があるもの」と定義をしている。質問票を用いて、過去1か月の典型的な1日の食事(食物摂取)について回答を得ている。また「夜間絶食時間」は、「就寝前に食べ終わってから、起床後最初に食べ始めるまでの時間」と定義している。脂質代謝指標として、総コレステロール(TC)、トリグリセリド(TG)、HDLコレステロール(HDL-C)、LDLコレステロール(LDL-C)、糖代謝指標としてグリコアルブミン(GA)などについて分析をしている。2020年3月よりリクルートならびに調査を開始したが、COVID-19の影響でリクルートが中止されたり、再開が遅延したりした。10月までに研究同意を得られた妊婦200名について、夜間絶食時間は4分位群、食事回数は3分位群に分けてデータ分析を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19の影響によりリクルートを一時中断もしくは再開遅延が生じたため、計画よりもリクルートとデータ収集が遅れている。紙ベースの調査票からオンライン調査に切り替え、対面での調査時間を短縮し、感染管理を含めた調査体制を整え、調査施設や対象者の方々の理解と協力を得て調査実施ができている。しかしながらCOVID-19の影響によっては、今後のリクルートは縮小せざるを得ない可能性はある。フォローアップ調査はオンラインに切り替えたため、リクルートされた対象者の方の調査はしやすくなっている。

今後の研究の推進方策

可能な限り再開した調査リクルートとデータ収集を進めるとともに、これまで得られたデータとサンプルの分析ならびに、論文の執筆、成果発表に努める。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の影響によりリクルートを一時中断もしくは再開遅延が生じたため、計画よりもリクルートとデータ収集に遅れが生じた。リクルートは再開し、調査継続できているため、遅延した分の調査費用に充当する予定であり、さらに、データ分析、論文執筆、成果発表の費用として使用する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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