研究課題/領域番号 |
19K22745
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2020-2021) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
村山 洋史 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (00565137)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | 生活支援 / サービス利用 / 高齢者 / ビッグデータ |
研究成果の概要 |
本研究は、民間企業が行う訪問型生活支援サービス利用状況の時系列ビッグデータを用い、生活支援サービスの類型化、類型化されたサービスの利用状況の経時的変化を明らかにした。介護保険認定の有無に関わらず「掃除・洗濯・庭掃除」のサービス利用頻度が多く、利用時間が長かった。介護度を認定されている高齢者においても「掃除・洗濯・庭掃除」を多く利用しており、介護保険によるサービスではカバーしきれていない可能性が示唆された。また、独居高齢者は非独居高齢者と比較して、「掃除・洗濯・庭掃除」と「家財・建物管理」を除く生活支援をより多く、長い時間利用する傾向があった。
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自由記述の分野 |
地域看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2015年に開始した介護予防・日常生活支援総合事業では、介護保険対象外の者へのサービス提供も含めた体制整備が求められている。しかし、利用状況に関する分析はまだ十分に行われていない。とはいえ、高齢者人口の増加に伴い逼迫する介護保険財政を鑑みると、介護保険制度外での生活支援サービスの提供体制構築に資するエビデンスの創出は、今後ますます求められる。本研究の知見を基に、政策レベルでは様々な生活支援サービスの提供体制が整備されていくこと、また、現場レベルでは個別のサービス利用計画を立てていく際の指針(エビデンス)として活用されることが期待される。
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