研究目的は、看護師等のケア実践者が、高齢者へのケア実践において発揮している創意・工夫(クリエイティビティ:CR)の評価尺度を開発することであった。CRとは「発見する力や発見を価値の創造につなげる力のようなもの」とした。COVID-19の感染流行状況を注視しながら研究方法を再考し、3つの質問紙調査を実施した。対象は、グループホーム、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーションのケア実践者であった。CRに関する自由記述を質的に整理し、The Person-centered Care Assessment Tool (P-CAT)日本語版、2因子より成るCR質問群を開発した。
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