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2020 年度 研究成果報告書

新たなゲノム編集技術VIKING法を用いた脂肪細胞由来の新規昇圧因子の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22793
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

菅原 明  東北大学, 医学系研究科, 教授 (90270834)

研究分担者 横山 敦  東北大学, 医学系研究科, 助教 (20572332)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワードアルドステロン合成酵素 / 脂肪細胞 / メタボリック症候群 / 治療抵抗性高血圧 / 新規創薬
研究成果の概要

メタボリック症候群においては、脂肪細胞由来の未知因子が副腎に直接作用しアルドステロン産生を促進し、肥満高血圧症の原因となっている可能性が考えられる。そこで我々は、マウス3T3-L1細胞を脂肪細胞に分化させ、その培養上清をイオン交換クロマトグラフィーに供した後にLC-MS/MSを用いた質量分析を行い、複数の候補因子を得た。現在shRNAを用いたノックダウンにて機能解析中である。本研究の遂行により、これまで不明であった肥満高血圧の発症機序の分子的な理解に結びつくとともに、新たな創薬標的の提案や診断に用いる新規バイオマーカー開発へと発展することが期待される。

自由記述の分野

内分泌代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の遂行により、脂肪細胞由来の未知の液性昇圧因子の本態が初めて明らかとなるとともに新規創薬のターゲットが明確化されることから、本邦で2,700万人と推定されるメタボリック症候群・予備軍患者中に数多く存在する肥満高血圧患者の診断・治療に大きな福音をもたらす事が可能となる。特に、肥満高血圧患者において顕著な治療抵抗性高血圧に対しては、新規創薬・治療法の開発に向けて大きく貢献できると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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