研究実績の概要 |
本研究では、2020年度は (a) プロトタイプシステムの実装の継続、(b) 人工知能学会におけるオーガナイズドセッションの開催、(c) 招待講演などの講演3件、および (d) 著書の出版などの研究活動を行った。 具体的には、(a) 本研究で提案する“ナッジ”エージェントのプロトタイプシステムの実装を継続し、技術的な問題点について検討を行った。次に、(b) 2020年度 人工知能学会全国大会(第34回:オンライン開催)において、オーガナイズドセッション(OS)「“ナッジ”エージェント:人をウェルビーイングへと導く環境知能システムの構築へ向けて」(2020年6月11日(木))を開催した。自身の発表を含め本OSでは6件の発表があり、80名以上の参加者により本研究テーマに関して活発な議論を行った。 さらに、(c) 本研究テーマに関連して、招待講演1件、依頼講演2件を行った。招待講演は、 2021 International Symposium on Big-Data, Cybersecurity and IoT (March 3-4, 2021, Online)であり、発表のタイトルは Intelligent Room using IoT Network and Personal AI Agents であった。また、第93回日本産業衛生学会(10/17(土), 2020, 札幌コンベンションセンター)、および、ET&IoT Digital 2020 (11/20(オンライン公開), 2020)において依頼された講演を行った。 最後に、(d) 書籍の分担執筆として、「プロジェクション・サイエンスがHAI研究に理論的基盤を与える可能性」(『プロジェクション・サイエンス』, 第5章, pp. 114-138, 近代科学社)を出版した.
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