• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

発達過程での視環境条件を統制した新手法動物実験による色恒常性成立メカニズムの解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K22881
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分61:人間情報学およびその関連分野
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

内川 惠二  神奈川工科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00158776)

研究分担者 鈴木 雅洋  聖泉大学, 人間学部, 准教授 (30397046)
福田 一帆  工学院大学, 情報学部(情報工学部), 准教授 (50572905)
鯉田 孝和  豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 准教授 (10455222)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワード色恒常性 / 色覚メカニズム / 先験的知識 / 動物発達実験 / 照明視環境
研究成果の概要

本研究は色恒常性の成立に必要な先験的な知識は生得的か習得的か、先験的な知識とは何かを解明することを目的とした。ニワトリのヒナを被験体として、照明環境を統制して飼育し、1ヶ月後、色恒常性をテストした。合計6個体中生存した2個体では色恒常性は習得的なものである可能性を示した。その後、新型コロナの感染拡大により、動物実験が続行できなかったため、異なった照明光環境下で訓練された機械学習のニューラルネットによる照明光推定の違いと同じ条件で行った心理物理実験の被験者による照明光推定の違いを比較する実験を行った。その結果、照明光推定の個人差は被験者とニューラルネット間では明確ではなかった。

自由記述の分野

視覚心理物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人間の色恒常性のメカニズムの解明は古くから取り組まれてきた色覚研究の最も困難な課題の一つである。色恒常性の成立には何らかの先験的な知識が必要であるが、人間はこれをどのように獲得するかはまだ明らかとなっていない。本研究のような動物実験によってこの課題に取り組む研究は過去には例がなく、本研究のオリジナルである。したがって、本研究の研究成果は色恒常性の解明の新しい方法を開拓するという意味で、学術的意義がある。また、人間の色恒常性の解明は言うまでもなくコンピュータビジョンの進歩に大きな貢献をする。したがって、本研究の研究成果は社会的な意義を持つ。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi