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2020 年度 実施状況報告書

「経験的なパラメーター」に依存しない新しいフラックス測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K22914
研究機関国立研究開発法人国立環境研究所

研究代表者

斉藤 拓也  国立研究開発法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 主任研究員 (40414370)

研究分担者 高梨 聡  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90423011)
坂部 綾香  京都大学, 白眉センター, 特定助教 (40757936)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード渦集積法 / マスフローコントローラー / フラックス
研究実績の概要

今年度はまず、渦集積法を構成する高速応答のマスフローコントローラー(MFC)について性能テストを行った。具体的には、CO2標準ガスとゼロガスを2台のMFCを用いて混合させ、混合ガスのCO2濃度を測定するシステムを構築し、高速応答性と理論値からのずれについて検討した。続いて、渦集積法によるフラックス測定システムを滋賀県南部に位置する温帯ヒノキ林に設置し、CO2フラックスの測定を行った。得られた結果を渦相関法によるCO2フラックスと比較したところ、渦集積法によるCO2フラックスは渦相関法に比べてばらつく傾向があることがわかった。これには流量制御の誤差が影響していると考えられ、鉛直風速から流量に換算する係数等の調整が必要であることがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナの影響でフィールドへの応用が遅れたことに加え、流量制御の最適化に時間を要しており、全体にやや遅れている。

今後の研究の推進方策

流量制御の最適化を進めて渦集積法を確立すると共にVOCフラックスの測定を試みる。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響でフィールド観測の開始時期が遅れたことに伴い次年度使用額が生じた。次年度使用額と当該年度の助成金を合わせ、フィールド観測を推進すると共に成果発表に活用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 経験的パラメータを使用しない渦集積法によるフラックス測定システムの検討2021

    • 著者名/発表者名
      坂部綾香,高梨聡,斉藤拓也
    • 学会等名
      日本農業気象学会2021年全国大会
  • [備考] 「経験的なパラメーター」に依存しない新しいフラックス測定法の開発(令和 2年度)

    • URL

      https://www.nies.go.jp/subjects/2020/25342_fy2020.html

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公開日: 2021-12-27  

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