研究課題
挑戦的研究(萌芽)
身の周りの様々な力学的エネルギーを回収することを想定して,異なる発電原理を有する2つの材料A, 材料Bについて,その発電特性を明らかにするとともに,その特性に基づく発電性能向上を検証した.材料Aについては,せん断力によるエネルギー回収の適用範囲を検証するため,せん断方向の摩擦振動試験を実施した.材料Bについては,電極と材料Bとの接触界面が発電性能に及ぼす影響を明らかにするために,粘着条件が異なる条件下において,片持ち振動試験を実施した.
環境流体力学
IoT,スマートウェアラブルデバイスおよび再生可能エネルギーを積極的に活用した超スマート社会(Society 5.0)の実現に向けて,人と物理空間をセンシングする多様なセンサおよびハーベスティング(EH)技術の一つとして活用が期待できる.特に,近年では,そのエネルギー回収効率の向上と適用範囲の拡大に向けた基礎的研究が国内外で活発に行われており,従来開発済のセンサおよびハーベスティング(EH)技術と比べて,同等かそれ以上の出力性能を確認し,当該分野において実用化が期待できる.