本申請は、意識プロセスに障害があるヒトの自律尊重のため、新しいコミュニケーションチャンネルの確立を目指すものである。研究インスタンスとして、排尿に関する無意識プロセスを関連生体信号と尿意レベルのモデルとして把握し、関連生体信号から尿意レベルの推定が可能となり、さらに尿意レベルの変化における関連生体信号の変化を捉えることができる。本アプローチは、排尿以外の他日常生活動作への展開、意識障害への適用も期待できる。 これらの点において、本申請は、インタフェースデザイン、意思決定に関する学問を飛躍させる核となりうる研究であり、挑戦的研究として大きな意義を持つ。
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