研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、以下の成果を得ることができた。(1)認知・思考能力を増強することによる、情動を間接的に制御する形での道徳エンハンスメントの可能性を探った。京都大学にてワークショップを開催した。また、国外(シンガポール)でのワークショップで研究発表を行った。(2)無意識的な痛みについてのサーベイを進め、概観的な研究発表を国外(ブルガリア)のシンポジウムで行った。
哲学
本研究は、認知エンハンスメントを通じた道徳エンハンスメントの可能性の検討を通じて、道徳エンハンスメントをめぐる議論のより一層の明確化をもたらした。また、無意識的な痛みの可能性という、重要であるが看過されてきた問題を整理・検討することで、議論を前進させようとした。以上の成果は、今後の更なる展開も期待されるため、今後も継続して研究を進める。