研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、英語の音素認識能力に着目し、小学校3年生から6年生を対象に音素認識を意識した文字指導を取り入れた際の音素認識能力及び心理面における変化を、音素認識テスト及び質問紙調査等によって明らかにした。具体的には、量的分析結果では、学年ごとに得点は上がる傾向が見られたものの、5年生と6年生の間で得点の伸びに統計的に有意差は認められなかった。一方、質的分析結果において、小学生の音素認識に対する意識に肯定的変化が認められたことなどを明らかにした。
外国語教育
小学生の音素知識を測定・評価したことに加え、音素認識を意識した文字指導を取り入れた際の音素認識能力及び心理面における変化について明らかにした。本研究の結果は、小学校英語教育における文字指導の方法を構築する基礎となる。また、教育実践現場において音素認識を意識した文字指導の重要性や指導方法を示した点で社会的にも意義がある。