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2021 年度 実施状況報告書

19世紀末アメリカ南部における人種隔離教育問題と黒人市民運動

研究課題

研究課題/領域番号 19K23121
研究機関同志社大学

研究代表者

山中 美潮  同志社大学, アメリカ研究所, 助教 (70844091)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
キーワードアメリカ南部史 / アメリカ黒人史 / 市民運動 / 教育 / 人種隔離 / 再建期 / 公立学校
研究実績の概要

本研究は、南北戦争および奴隷制廃止後のアメリカ合衆国南部における公立学校を巡る人種隔離反対運動を黒人の視点と経験から検討する。2021年度は、2020年度に延期をせざるを得なかった四地域(ルイジアナ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ワシントンD.C.)での現地調査を行う予定であった。しかしアメリカでの新型コロナウイルス感染症拡大や史料館閉館のため、再び現地に赴くことはできなかった。

そのため2021年度は隔離問題を広く捉え、学校以外の公共施設の隔離問題や再建期以降の教育状況などにも目を配り研究を進めた。しかし、当初の目的である再建期の教育に関する研究継続のためには引き続き史料館を訪問する必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究進捗状況を(3)やや遅れている、としたのは、まず新型コロナウイルス感染症の世界的拡大を受け現地調査が不可能であったからである。このため必要資料を検討することができなかった。しかし同時に調査対象のスコープを拡大することで、当初の予定とは異なるものの、研究発表をする機会を得られた。以上二点から上記の選択を行った。

今後の研究の推進方策

今後は新型コロナウイルス感染症の状況にもよるが、できるだけ現地調査を行う予定である。また執筆活動に力を入れたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延状況が継続したため、予定していた現地史料調査を行うことができなかった。次年度は感染状況にもよるが、可能であれば予定していた現地調査を行い、引き続き二次文献とオンライン史料収集、また論文執筆のために助成金を利用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] アメリカ大統領選挙とBlack Lives Matter : 勝敗を分けた社会運動に迫る2022

    • 著者名/発表者名
      和泉真澄、坂下史子、武井寛、南川文里、山中美潮
    • 雑誌名

      同志社アメリカ研究

      巻: 58 ページ: 27-59

    • DOI

      10.14988/00028775

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] アメリカ再建期の市民運動:路面電車・人種・ジェンダー2021

    • 著者名/発表者名
      山中美潮
    • 雑誌名

      歴史学研究

      巻: 1015 ページ: 89-97

  • [学会発表] L’ Ami des Noirs: Creoles of Color, French-Canadian Josephites, and their Educational Efforts in Early Twentieth-Century Louisiana2021

    • 著者名/発表者名
      Mishio Yamanaka
    • 学会等名
      Southern Historical Association Annual Meeting
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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