研究課題/領域番号 |
19K23227
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 (2020) 広島市立大学 (2019) |
研究代表者 |
Liu Ting 京都大学, 経営管理研究部, 講師 (00843450)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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キーワード | bridge individuals / bridging roles / headquarter & subsidiary / language skills / cultural skills / expatriates / virtual work |
研究成果の概要 |
本研究では、組織とグループの間のコミュニケーションを媒介する「ブリッジ人材」の組織行動を理解するため、国際人的資源管理における「ブリッジ人材」とそのブリッジングの役割を中心として調査を行った。さらに、新型コロナウイルス危機下において、各国で生活している外国人従業員のブリッジ機能の変化、そして現地語能力と彼らの心理的ストレスや、仕事に対する満足度や、ジョブ・クラフティングジョブなど行動的な変化とその結果についても調査した。これらの成果を踏まえ、多国籍企業の国際人的資源管理における人材マネジメントの理論枠組みを提示した。研究成果は国内外の主要な学会で発表した上で、国際ジャーナルに投稿した。
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自由記述の分野 |
国際人的資源管理論・組織行動論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、多国籍企業の国際人的資源管理戦略において、複数の文化や言語に精通した人材のマネジメントに焦点を当て、学術的に新たな理論構築と発見を提示した。学問分野の発展のためにも、そして今後さらに国際化を推進する日本企業の言語戦略と人材活用のあり方を考える上でも非常に重要である。新型コロナウイルス危機下において、国際比較研究を通じ、ブリッジ人材と呼ばれる人材は新型コロナウイルスの危機下における行動的な変化を分かる上で、新型コロナウイルスの危機が終息してから会社がどの様なサポートを提供すべきかを明らかにする意義もある。
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