研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、投資判断におけるオルタナティブ・データの応用可能性を探索した。新聞記事データや有価証券報告書のテキストデータ、アクセスログデータ、GHG排出量データ、取引所の板再現データ等のオルタナティブ・データを利用することで、資産価格のリターンやボラティリティの予測精度向上や景気予測の精度向上、企業の売上予測、アルゴリズム取引の検知等が可能であることを明らかにした。
ファイナンス
金融業界ではオルタナティブ・データと呼ばれる新しいタイプの情報を投資判断に活用しようとする動きが広がっている。資産運用におけるこれらデータの有用性は定性的な議論や個別の事例報告に留まることが多く、学術的な根拠が明示されていないものも多い。本研究は、実証分析を通じて様々なオルタナティブ・データの応用可能性を示したものであり、わが国における資産運用の高度化に寄与するものである。